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白衣の通販・販売 THS-白衣NET > コラム一覧 > 白衣への情熱を語れ vol.3 ナガイレーベン株式会社 渡井哲夫氏

白衣への情熱を語れ

メーカー開発担当者が語る、こだわり抜いた自社製品の誕生秘話

THSで販売している多くの白衣たち。その一つひとつは、開発に携わった方々の苦労と努力の結晶であり、熱い想いが詰まっています。その気持ちごと、お客様にお届けしたい。そんな思いから、こちらではメーカーの製品企画担当者の方からお聴きした製品開発にまつわるエピソードをご紹介します。

100年以上続く白衣づくりの想い


〜ナガイレーベンが守り続ける「品質」と「信頼」〜



100年以上にわたり、日本の医療現場を支え続けてきたナガイレーベン株式会社
白衣一筋で歩んできたその歴史の裏には、時代が変わっても揺らぐことのない「ものづくりへの想い」がありました。
今回は、ナガイレーベンが守り続ける品質へのこだわりや、商品開発の裏側について、チーフデザイナー渡井氏の想いとともにお届けします。

「着る人の尊厳を守る」
ナガイレーベンの白衣

  • ナガイレーベンさんは、今年で111周年を迎えられましたね。

ありがとうございます。弊社は1915年に創業し、今年で111年目を迎えました。
白衣一筋で100年以上続けてきましたので、正直に言えば失敗もたくさん経験してきました。ただ、その失敗と改善の積み重ねこそがノウハウとなり、今のナガイレーベンの強みにつながっていると思っています。品質には絶対の自信がありますし、長く続けてこられたのは、何よりもお客様から信頼していただいているからだと感じています。
「日本の白衣の歴史は、ナガイレーベンの歴史でもある」いう自負はありますね。

  • これまで数々の白衣を開発されていますが、ナガイレーベンさんで誕生した「日本初」や「業界初」の白衣はありますか?

いくつかありますが、代表的なものを挙げると、1971年にポリエステル100%のニットの白衣を日本で初めて開発しました。その後も、
・ファッションデザイナーとのコラボレーション白衣
・制菌機能、制電機能を備えた白衣
など、日本初の取り組みを行ってまいりました。今では当たり前になっている、ファスナーがついた羽織って着ることができるスクラブを日本で初めて作ったのもナガイレーベンなんですよ。以前はかぶって着るプルオーバータイプのスクラブしかありませんでしたから、当時としてはかなり画期的でした。

  • まさに日本の白衣を牽引されてきたのですね。
    白衣の生産はどこで行われていますか?

当社製品の約半分は国内、もう半分は海外で生産しています。
国内には3つの自社工場があり、さらに当社製品のみを縫製している協力工場も10社以上あります。
海外工場についても、当社専用の生産ラインで製造しています。
国内外を問わず、長い期間一緒にものづくりをしてきた工場ですので、どこで縫製しても品質に差が出ることはありません。
自社工場がある最大の強みは、工場と一緒に縫製方法そのものを研究できることですね。耐久性をどう高めるか、洗濯後にどうすればきれいに仕上がるか――そういった細かな部分まで突き詰めることができます。

  • 「品質」を保つために、他にはどのような取り組みを行っていますか?
スクラブをチェックする 渡井氏

ナガイレーベン独自の、非常に厳しい品質基準を設けています。その基準をクリアしたものしか、製品として採用しません。
これは素材だけでなく、ボタンやファスナーといった副資材の選定も同じです。素材の多くはオリジナルですが、基準が本当に厳しいので、開発は決して簡単ではありません。
縫製後の完成品についても、何度も試験を行い、基準を満たしたものだけを製品化しています。
この基準を守り続けることが、安定した品質を保つために欠かせないと考えています。

  • ボタンひとつにも、品質のこだわりがあるのですね!

私たちが常に大切にしているテーマは、「着る人の尊厳を守る」ということです。
医療従事者の方が、型崩れした白衣やヨレヨレのユニフォームを着ていたら、それを見る患者さんは安心できないのではないでしょうか。いつもきちんとした状態でいることが、患者さんに信頼感を与える重要な要素だと思っています。
購入した直後だけでなく、4年、5年と着続けたあとにどう見えるか。そこを常にイメージしながら開発しています。
患者さんが着用する衣類であれば、ヨレやシワで弱々しく見えないように。そんな視点も大切にしています。

  • ひとつのデザインが完成するまでに、どれくらい時間を要しますか?
デザイン画を描く 渡井氏

ひとつの素材が完成するまでに、3年以上かかることは珍しくありません。デザインも、構想から完成まで3年ほどかかる場合があります。
お客様のニーズをベースに、そこへ審美性や機能性を加えながらデザイン画を描いていきます。何枚も描いた中から「これは形にしてみよう」というものを選び、実際にサンプルを作成します。
当社では、完成したサンプルを必ず洗濯試験にかけます。どんなに良いデザインでも、洗濯でヨレてしまえば意味がありませんから。基準をクリアするまで何度も改善を重ね、5回以上作り直すことも珍しくありません。それでも基準を満たせない場合は、どれだけ良いデザインでもボツにします。その瞬間は……正直、とても悲しいですね。しかし、「着る人の尊厳を守る」ためには、大事なことです。

現場とともに進化する、ナガイレーベンの白衣

ナガイレーベン 渡井氏
  • ナガイレーベンさんは「現場の声」をとても大切にされていますよね。実際に現場の声から生まれた商品はありますか?

そうですね。基本的には、すべての商品がお客様のニーズから生まれていると言ってもいいと思っています。
その中でも代表的なものを挙げると、「動きやすくて涼しい」という機能性を追求したプロファンクション®シリーズですね。

  • そのプロファンクション®について、詳しく教えてください。

開発のきっかけは、リハビリに関わる医療従事者の方々の日々の業務を見ていたことでした。
体を大きく使う動作が多く、身体への負担も非常に大きい。「この方々が、もっと快適に仕事ができるように、ユニフォームで何か力になれないか」そう考えたところから開発が始まりました。
試行錯誤を重ねて完成したものを見たとき、「これはリハビリ職種だけでなく、すべての医療従事者の方に必要な機能だ」と感じたんです。
医療従事者の方が多く取る体勢――たとえば、患者さんの移乗、ベッド周りの作業、点滴液の交換などで行う両腕を前上方に上げる動作。その際のストレスを限りなくゼロに近づける設計が「エアアームカット」です。スポーツ理論ではなく、あくまで医療従事者の動きに特化した設計になっています。
このエアアームカットによる動きやすさに、接触冷感性や高通気性を持つ素材による涼しさを併せ持つのがプロファンクション®シリーズです。ぜひ一度着用していただきたいですね。違いを実感していただける自信があります。

       プロファンクション特長画像PRO-FUNCTION®(プロファンクション)シリーズ
  • 近年では、クリニックなどでビーズベリー(BeadsBerry)シリーズが人気ですね。

ありがとうございます。病院とクリニックでは、施設の雰囲気が大きく違うと感じています。そこで、ユニフォームも「単なる作業着」ではなく、施設環境の一部として考えたいと思いました。「クリニックの雰囲気に合う、専用のブランドを作ろう」そんな発想から、ビーズベリーは生まれています。私たちが理想としたのは、“おもてなし”を感じられる空間に自然に溶け込むこと。品があって、やさしくて、患者さんが心地よいと感じられる。そんな世界観を大切にしているブランドです。

       Beads berry(ビーズベリー)Beads berry(ビーズベリー)シリーズ
  • ミッフィーシリーズも人気ですね。ミッフィーの白衣が生まれたきっかけはありますか?
デザイン画作成中ミッフィー 渡井氏

実は、私自身ミッフィーがすごく好きなんですよね(笑)。まず、やっぱりかわいいですよね。でも、かわいいだけでなく、グラフィックとしての完成度が非常に高いキャラクターだと思っています。
バランスや色使いも洗練されていて、デザインを考えている時間は本当に楽しいです。ミッフィーは、かわいくも、かっこよくも表現できる。それだけ表現の幅が広いキャラクターなんです。
また、作者のディック・ブルーナさんは、ユニセフや赤十字のイラストを手がけるなど、困っている人の役に立ちたいという思いを持っていた方です。その考え方はナガイレーベンとしても非常に共感でき、ミッフィーとのコラボレーションが実現しました。
今回の新商品では、「かっこいいミッフィー」という新しい表現にも挑戦しています。ぜひ実物をご覧いただきたいですね。

       miffy(ミッフィー)miffy(ミッフィー)シリーズ「2026年 待望の新作が登場!」
  • では、最後に医療従事者の皆さまへメッセージをお願いします。

メディカルユニフォームだけを作り続けているメーカーは、日本でナガイレーベンただ一つです。
私たちは、すべてをメディカルユニフォームにかけて、毎日ものづくりをしています。ユニフォームという視点から、少しでも医療従事者の皆さまのお力になれたら…そんな思いで取り組んでいますので、ぜひ一度、弊社の製品に袖を通していただければ嬉しいです。

  • 渡井哲夫 氏
  • 渡井哲夫 氏
  • ナガイレーベン株式会社 商品企画室 室長 チーフデザイナー。パリコレクションに参加するファッションアパレルブランドで13年間デザイナーとして勤務したのち、2009年に入社。
    入社後すぐに発表した「ビタミンシリーズ」は革新的なデザイン性と機能性で空前のヒットを記録。それ以降も「Beads Berry」や「EARTH SONG」などメディカルウェアの新しいトレンドを常につくり続けている。
    医療をテーマにした映画やテレビドラマに衣装提供しているオリジナルデザインも多数手がけている。これまでデザインしたメディカルウェアは約600点にのぼる。