公開日：2023.07.18　　最終更新日:2023.07.18

看護師の服装と言えば？昔との違いや現在の人気スタイルを紹介

みなさまは「看護師の服装」といえばどのような装いを思い浮かべますか。
ナースキャップにワンピース、足元はナースサンダルで院内を行き来する姿が印象的かもしれません。
このような「ワンピーススタイル」が王道だった時代から、ジャケットやスクラブの「パンツスタイル」が定番となった現在へ、時の流れとともに看護師の服装は移り変わりました。
看護師の服装が変化していく中で白衣の種類は多様化し、選択肢が増えた一方で商品の選び方に迷いを感じやすくなったとも言えます。

本記事では看護師の服装に見られる変遷とその背景、商品選びのヒントとしておすすめ白衣をスタイル別にご紹介します。

■看護師の服装に見られる変遷とその背景
■スタイル別おすすめ白衣
　パンツスタイル（ツーピーススタイル）
　ワンピーススタイル
■最後に

看護師の服装に見られる変遷とその背景

ワンピーススタイルからパンツスタイルへ

看護師の定番ユニフォームと言えば、一昔前まではワンピースでした。この由来は中世ヨーロッパまで遡り、当時看護師の役割を担っていた修道女の、白く丈の長い服装が後々まで影響を及ぼしたのではないかと言われています。
また、1870年代に活躍したイギリスのナイチンゲールがワンピースを着用していたことから、看護師の服装＝ワンピーススタイルという概念が広く浸透しました。

しかし、1970年代のパンツファッションの流行や、1985年の「男女雇用機会均等法」などの影響による男性看護師の増加により、看護師の服装に変化が生まれました。
看護師の服装にもパンツスタイルが採用されるようになり、その実用性の高さから全国的に普及。現在ではパンツスタイルが看護師の定番ユニフォームとなっています。それと同時にナースキャップの廃止が進み、足元もサンダルからスニーカー型のナースシューズが主流になりました。

白ベースからカラーへ

「白衣の天使」と表現される言葉からも、看護師の制服といえば白をベースにしたウェアを思い浮かべる人も多いかもしれません。事実、看護師だけでなく、医療従事者は白いユニフォームが定番でした。汚れが目立つので、清潔を保つ上で適しているためです。

現在も看護師の服装として白は人気のカラーですが、看護師のユニフォームのカラーバリエーションは豊富になり、選択肢も増えました。
カラーバリエーションが増えた背景としては、1980年代のデザイナーズブランドの流行や、1990年代に「スクラブ」が普及したことに加え、色の効果が注目されるようになったことも挙げられるでしょう。

服装の色によって与える印象が変わり、周囲の人の緊張やストレスを緩和したり、安心感を促すという点に注目し、制服の色を選ぶ病院も増えているようです。