清潔さが重視される医療現場で、ユニフォームとなる白衣はパリッとした真っ白なものを身につけたいですね。しかし、毎日仕事しているうちに汚れたり、汗や薬剤の臭いが染みついたりしませんか?
職場によってはクリーニングしてもらえる場合もありますが、クリーニングの回数が少なかったり、支給される白衣の枚数が少なく、自宅に持ち帰って洗濯している人も多いようです。
そこで、いつでも患者様に対して清潔でいられるように、自宅でできる白衣の洗濯方法をお伝えいたします。
1. 白衣の洗濯方法
ナース服やドクターコートをはじめとする白衣は、気をつけていても汚れがつきやすいものです。
特に多い汚れに対する正しい洗濯方法を詳しく紹介いたします。
1-1. 油性ボールペンの汚れ
ナース服やドクターコートの汚れの一つに「ボールペンのインク汚れ」があげられるのではないでしょうか。
うっかりボールペンの先が出たままの状態でポケットに差し込んでしまったり、ボールペンを入れたまま白衣を洗濯してしまったり…と、そんな経験者も多いはず。
そのような汚れは下記の方法でキレイに落とせるかもしれません。
- タオルもしくはキッチンペーパーと消毒用エタノールを用意します
- ボールペンのシミ部分の下にタオルかキッチンペーパーを敷きます
- シミ部分の裏側からエタノールを含めたティッシュでトントンとたたきます
※インクのシミを下のタオルかキッチンペーパーに移していきます - 汚れが落ちるまで、エタノールを足して上からたたくことを繰り返します
- ある程度汚れが落ちたら、シミ部分に台所洗剤をつけ軽く手もみして、その後水ですすぎます。
- そのまま衣類で合った方法で洗濯します。
1-2. 襟、首周りの皮脂の汚れ
襟周りや首回りの黄ばみやニオイの原因は、一日中ユニフォームを着て働いているうちに皮脂が付着し、空気中の酸素で酸化することによるものです。
誰にでもついてしまう汚れですが、特に白衣だとその汚れが目立ち、目に入ってしまう部分でもあります。
このような避けられない汚れも自宅でカンタンにケアすることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
- 歯ブラシと洗濯用洗剤を用意します
- 歯ブラシに洗濯用洗剤を多めにつけます
- 汚れが気になる部分をこすります
- 汚れがある程度落ちたら、洗濯します
- 歯ブラシは、新品のものではなく、使い古しのもので大丈夫です。
1-3. 汗によるニオイや汚れ
病院内では患者さんが快適にすごせるように、一日中温度調整されています。
しかしながら、忙しく動き回っている医療従事者だと汗ばんでしまい、ニオイはもちろん、その汗がウェアにシミや黄ばみをつくってしまう原因にもなりえます。
そこで、汗による汚れをキレイに落とす方法をご紹介します。
- 洗剤、漂白剤、お湯(40度前後)を用意する
- お湯に洗剤と漂白剤を入れておく
- 洗剤などを入れたお湯に、白衣を入れる
- 1時間ほど浸け置きする
2. さらなる清潔感を出すためには?
ここまで白衣の汚れやニオイをとる正しい洗濯の方法をお伝えいたしました。
プラス、最後の仕上げにアイロンがけをすることで、シワをなくし、さらに清潔感のある白衣に袖を通すことができるはずです。
まとめ
医師や看護師と言えば、「白衣」のイメージを強く持つ方も多いのではないでしょうか。白には信頼感や安心感を与える力があります。
また、ユニフォームが白い理由には清潔感を出すためと、あえて汚れを目立たせる意味があるようです。
汚れが目立つことで、すぐに洗濯や着替えを行うようになり、常に清潔が保たれるためです。
今回ご紹介した自宅でできる手間をかけずに清潔感をキープする洗濯方法で、ぜひ白衣を洗ってみてください。
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