FUNAICOLUMNの中に弊社スタッフに是非読んでほしい記事がありましたので抜粋して記してみます。
先日訪ねた和菓子屋さんで、帰りのタクシーを呼んでもらった時のことです。「タクシーが到着するまで少し時間が掛かりますので、店内でお待ち下さい。到着しましたら、私がお声を掛けさせていただきます。」とありがたい言葉を掛けてもらいました。「私が」の言葉にその企業の持つ素晴しさをまず感じました。
誰かがではないのです。責任の所在を明らかにすることで、お客様に安心感を与える一言です。
しばらく店内で休んでいると、まもなく「お待たせ致しました。タクシーが参りましたので」と。あいにくの雨でした。傘を差そうとすると、「傘が濡れてしまいますので、どうぞこちらの傘をつかって下さい」と傘を差しかけられ、タクシーまで送っていただいたのです。しかも、開かれたドア越しにその店員さんからドライバーに掛けられた声を、私ははっきりとキャッチしました。胸に刺さるその一言で、私はその店の虜になってしまいました。
「大切なお客様です。安全運転でよろしくお願いします。」決してその店にとって常連客ではありません。しかし、その一言は「信者客」という最高位の顧客となるのに十分な言葉でした。たった一度の、しかも偶然の利用客を虜にしてしまう一言。
気恥ずかしさもあり実行は・・・、でも相手に対する心構えとして常に持っていたいですネ。
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